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虫ケア用品(殺虫剤)や洗口液、入浴剤などの家庭用品の製造や販売を事業の柱に、環境にも人にも優しい多様な製品で親しまれているアース製薬。近年、海外の投資家が急増し、英語での情報発信の必要性が増していることを受け、海外向けIRサイトをリニューアルするとともに、国内向けIRサイトについてもさらなるコンテンツ充実を図ることになりました。
これまで抱えていた課題
IRコンサルティングによる効果
アース製薬では、2020年夏に実施したファイナンス以降、海外の投資家様からの投資が増加しています。それに伴い、課題として持ち上がったのが、英語版のIRサイトをどうするかということでした。それ以前も英語版のIRページがありましたが、国内向けに比べて非常に簡易的なもので、情報量にも大きな格差がありました。こうした状況を是正するため、海外向けIRサイトを整備することが決定。また、このタイミングに合わせて、国内向けのサイトについても、導線の見直しや情報の充実などを図り、より投資家・株主様にとって使い勝手のいいものにしたいという意見もでました。実際にこのIRサイトの更新プロジェクトを担当した山本氏はいいます。 「ちょうどそのころ当社に入社した、もうひとりの担当者である白石とともに、まずは海外向けIRサイトの構築プランについて話し合いました。といってもIRサイト構築に関する経験や知識の乏しい私たちには、良し悪しを判断する基準もありません。この分野に関して、専門知識のあるプロの意見を仰ぐ必要があることは、明らかでしたね」
すぐにIRサイトのコンサルティングを行ういくつかの事業者にアプローチし、抱えている課題について相談することに。海外向けサイトの構築に関する方針や、国内向けサイトの改善点などについて、複数のご提案いただいたうえで、最終的に選んだのがインフォネットでした。 提案の内容が極めて明瞭で分かりやすかったのがその理由です。提案内容をまとめた成果物には、毎年公開される「IRサイトランキング(※1)」における評価ポイントに合わせ、独自に設定された約570(※2)もの項目に基づき、当社のIRサイトがクリアすべき課題や具体的な改善策が細かく、そして分かりやすく指摘されていました。担当者の白石氏は、この成果物の印象について次のように語ります。 「押さえるべきポイントがとても分かりやすく示されており、その一つひとつが知識のない私でも納得できるものばかりでした。私たち自身は、IRサイトランキングを意識したことはありませんでしたが、明確な基準に基づいて課題がしっかりと『見える化』されていたので、安心感もありました」
※1:毎年12月に、日興アイ・アール、大和インベスターリレーションズ、ブロードバンドセキュリティ(ゴメス・コンサルティング)の第三者機関から発表されるランキング。各調査方針やコンセプトを持ちながら、毎年の法改正や市場変更等の時流、またはWebサイトに関わる技術革新等を捉え、評価内容や評価項目に対する配点が毎年調整される。 ※2:2022年度は約600項目
いただいた指摘のなかから、自分たちのIRサイトに取り入れたい要素を抽出する作業を経て、国内向け、海外向けそれぞれのIRサイトの最終的なイメージが固まっていきました。この抽出作業について、山本氏は次のように振り返ります。 「細かい指摘一つひとつに、なぜそれが必要なのかといった理由もしっかり示されていたので、自分たちにとってそれが重要かどうかジャッジするのも簡単でしたね。最終的な構築やデザインの調整などについては、いつもお世話になっている外部の制作会社に委託したのですが、明確な方針を示すことができた分、やりとりも円滑に進めることができました」 こうして、コンサルタントに相談してからおよそ半年後、国内向け、海外向けの新しいIRサイトがリリースされることに。IRサイトの特質から、目に見えるような大きな反響などはありませんでしたが、効果は確かに感じているという白石氏。「英語版サイトの効果か、海外からのアクセスなども徐々に増え続けています。伝えるべき情報を、伝えるべき人たちに発信するための土台をしっかりと固めることができ、私たち自身もIR活動がしやすくなりました」
アース製薬株式会社
「生命(いのち)と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する。」という経営理念のもと、製品・サービスの開発と普及に取り組んでいます。「地球を、キモチいい家に。」をスローガンに、これからも世界中のより多くの人々の暮らしに寄り添い、さらに豊かで快適な生活を実現できるよう貢献してまいります。
ご担当者様の声
グループ経営統括本部 経営管理部 課長 山本 壮平氏 グループ経営統括本部 経営管理部 係長 白石 依里氏
プロとしての確かな基準と細かいご提案やサポートのおかげで、どこに見せても恥ずかしくないIRサイトを実現することができました。
※文中の記述はインタビュー当時の内容です。
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