お客様の声

がん治療の未来につながる情報発信を目指して

がん診療に取り組む医療従事者などが集う学術団体として、最新の治療・予防研究に関する情報の共有や官公庁や関連学会との提携などに取り組む、一般社団法人日本癌治療学会。10年以上未改修のままだったWebサイトを、より見やすく、ユーザーにとって信頼性の高いものへと一新するべく、「infoCMS」を用いたリニューアルに踏み切りました。

“セキュリティを強化し、見やすく使いやすい信頼性のあるサイト”へ

リニューアル前の本学会のWebサイトは、10年以上改修がされておらず、スマートフォン対応もされていませんでした。この期間も、本学会を構成するさまざまな委員会ごとの更新作業は行われていましたが、ページやバナーが不規則に継ぎ足された結果、デザインの統一感がなく、古い情報（不要な情報）と新しい情報（必要な情報）が混在する状態になっていました。
あらゆる点で問題を抱えたこの状況を改善するべく、本学会で広報・渉外委員会の委員長を務める吉野孝之先生（国立研究開発法人国立がん研究センター東病院 副院長 医薬品開発推進部門 消化管内科）を中心に、Webサイト全面改修のプロジェクトがスタートしました。広報・渉外委員会担当の事務局員として、このプロジェクトにおいて補佐的役割を果たした勝島さんはいいます。
「本学会宛てにいただく各種申請の際に頂戴する情報や官公庁・関連学会・製薬会社からの依頼で掲載する情報には機密情報や医薬品等の重要な情報が含まれるため、サイト自体の安全性や信頼性に関しては常に最優先に向き合う必要があります。事実、今回のリニューアルも、『セキュリティを強化し、見やすく使いやすい信頼性のあるサイトへ』をテーマに掲げ取り組みました。infoCMSのデザインの自由度や直感的な操作なども魅力的でしたが、盤石なセキュリティ体制を実現できる点がinfoCMSを選んだ最も大きな理由です」

安心のプロジェクト体制とリニューアル後の充実したサポート

リニューアルに先駆け、事務局では関連する他の学会のWebサイトなどをリサーチしながら、本学会のWebサイトに必要な機能や、ユーザビリティ視点でのデザイン・コンテンツといったポイントごとに改善点を徹底的に洗い出していきました。具体的には、機能面ではスマートフォン対応やhttps化（SSLによる通信の暗号化）を、デザイン面では本Webサイトを閲覧するユーザーごとに合わせた導線の設備を、コンテンツ面ではページ数の整理とユーザー視点で必要な新設すべきコンテンツの検討を行いました。
課題が多くある中で強い味方になってくれたのが、インフォネット社のディレクターを含むプロジェクトチームの皆さんです。こちらについて、勝島さんは次のように振り返ります。
「本学会では事務局で確認したのちに委員長にご確認いただく必要があり、その際に生じた変更依頼に対しても、いやな顔せずさらに良いアイデアをご提案いただく場面が多くありました。本プロジェクトの中で関わってくださった方々のWebに関する豊富な知識やノウハウに助けられ、より良いWebサイトになったと思います。また、公開後のサポート体制が手厚いのも非常にありがたく、新たに導入したinfoCMSについては、目的別のマニュアルがきちんとそろえられているだけでなく、電話やメールで相談できるサポートデスクが設置されており、リニューアル後の現在も安心して利用できています。」

リニューアルで得られた成果を、未来につなげる

2023年1月、プロジェクトの始動からおよそ1年かけ、新Webサイトが公開されました。機能面・デザイン面・コンテンツ面から見直しを図ったことにより、ユーザビリティが大幅に向上したことで、前年の同時期と比較してPV数が78%アップしました。会員の先生方からも「すごくわかりやすくなった」とご好評をいただいています。
また、infoCMSの導入によって、これまで外注していたWebサイトの更新や修正作業が、自分たちでタイムリーかつ迅速に対応できるようになったことも大きな変化のひとつ。これにより外注コストも大幅に削減することができました。さらに、「各種申請・手続き」ページや「よくあるご質問」ページ、あわせて必要事項欄を記載した「お問い合わせフォーム」を新設したことで、Webサイト上に掲載されている内容の問い合わせが減少し、事務局の負担低減にもつながりました。
さまざまな効果を得られたリニューアルを、次のステップへとつなげていきたいという勝島さん。 「本学会のイメージやユーザビリティを向上させ、新規会員の獲得に貢献することも、リニューアルの目的のひとつでした。今回、Webサイトと連携したSNSなども有効に活用し、さらなる訴求力を獲得していくのが次の目標です」

※文中の記述は、掲載当時の内容です。